【S31最終89位】対面寄りゼルネホウオウ【剣盾シングル】
こんにちは、えると申します。
ポケモン剣盾を2月に購入してから約4ヶ月半やり込み、最終89位を達成することができました!
特にランクマで上位を取りたい初・中級者の方の助けになれれば嬉しいです。(構築記事を書くのは初めてなので温かい目で見ていただければ幸いです)
構築経緯
S30が終わり上位の構築記事を読み漁っていたところ、最終81位をとったヨゾラ様の記事【剣盾S30_最終2007-81位】安定行動誘導型ゼルネホウオウが目に留まった。自分の好きな並びであるゼルネアス×ホウオウで、かつプレイングの要求値がそこまで高くないと考えた。そこで、この構築をより自分が使いやすいように改造することにした。(改造とはいっても3体がヨゾラ様のほぼパクりになっているので、ヨゾラ様の構築記事も読んでいただければと思います)
ヨゾラ様の記事の基本選出はHBゼルネアス、スカーフホウオウ、イバンミミッキュの3体になっている。基本的に初手にゼルネアスを置き、積めそうな相手ならジオコンを積んで相手を1.5体ほど倒し、裏のホウオウとミミッキュで詰めるのが理想の展開である。仮にゼルネアスが初手にザシアンと対面しても、一旦ホウオウに引き上から聖炎を打つことでザシアンに致命傷を与え、倒すorミミッキュのかげうち圏内に乱数で入れることができる、という構築である。
この構築を改造するにあたり、軸となるゼルネアスとホウオウの調整は変えなかったが、ザシアンを聖炎+意地ミミッキュのかげうちで乱数でしか落とせないのが気になり、ミミッキュを珠を持った剣舞型に変更した。これにより、ザシアンをかげうちで落とせる確率が上がる他、防御方面に厚いザシアンでも剣舞→かげうちで化けの皮を代償にA+2状態で突破することができる。
ここで、ミミッキュがイバンから珠になったわけだが、イバンミミッキュではできたはずの、ゼルネアスをコピーしたメタモン対策ができなくなった。そこで、メタモンと環境に多いカイオーガの対策としてHDたべのこしナットレイを採用した。
また、電気・地面の一貫を切ることができ、あくびなどによる状態異常に強く、さらにここまでの並びできついホウオウや日食ネクロズマの対策もできるラムのみ霊獣ランドロスを採用した。
最後に、襷枠として流行りのノーウエポンルギアなどの受け構築に気持ち強く、弱点保険を踏むとホウオウランドでも突破されうる日食ネクロズマへの対策として、カウンターを持った悪ウーラオスを採用した。
単体解説
ゼルネアス
<調整>
- HB…B+1状態でダイマ時ザシアンの特化きょじゅうざん+石火確定耐え
- HD…特化黒バドレックスの+1アストラルビットが50%で落ちる
- S…+2状態で準速+1エースバーン抜き
S29の最終1位シグマ様が使っていたゼルネアスをそのまま流用。かみなりやみがわりを採用した型も上手い人が使えば強いが、サイクル下でザシアンを倒すという動きができる気が一切しなかったのでHBラスカ型にした。
ザシアンのみでゼルネアスを対策しているような構築には全て選出した。しかし、ジオコンを積んでも(型によっては)倒すことのできない日食ネクロズマ、ホウオウ、ナットレイ、ドヒドイデ、ヌケニン入りには出さないことが多かった。選出率3位。
ホウオウ
<調整>
- A…H199ザシアンにせいなるほのおが152〜182ダメージ
- S…スカーフ込みで最速黒バドレックス抜き
努力値はヨゾラ様のものをそのままお借りした(こいつパクってしかいないな)。ただし、でんじはを打つ機会がないのと、ゼルネアスで一体突破した後ラッキーやムゲンダイナで詰まないように、こちらからTODを仕掛けることができるじこさいせいを採用した。
ザシアン入り構築には全て選出した。ザシアンには(ここ大事)聖炎を一回も外さなかった。ホウオウのスカーフは想定外なのか、ムゲンダイナが素メテビを打ってきてじしん2発で無償突破するようなこともあった。ちなみに、ゼルネザシアン対面でワイルドボルトを打たれほぼ負け確になることが約250戦で2回あった。選出率1位。
ミミッキュ
<調整>
この構築の詰め。珠ミミッキュは一度剣舞を積んでしまえば止めることのできない化け物だった。ばけのかわが残ったA+2状態ならザシアン、日食ネクロズマも倒せる最低限の性能を持っている上に、この2体以外に滅法強かった。A±0ダイフェアリーでH振りだけのジガルデなら乱数で落とせたりもする。
ダイマせずに使うとばけのかわと珠ダメだけでかなり削れるのだけは気になった。また、みがわりがないのでダイマックスしないと相手のダイマ黒バドにダイサイコ(ミミッキュゴーストダイブ)→ダイウォール→ダイホロウで負ける点も注意。選出率2位。
ナットレイ
<調整>
- HDぶっぱ
- HB…特化+1ザシアンのきょじゅうざんが62〜73ダメージ
- HD…特化カイオーガのダイストリーム(しおふき媒体)が確定3発
- S…最遅
カイオーガ受け&メタモン対策として採用した。カイオーガが珠やメガネだと受からないので、カイオーガ軸にはほとんど初手に選出した。みがわりを持ったカイオーガでもパワーウィップを外しまくらない限りは勝つことができる。カイオーガが臆病スカーフorチョッキのように余裕があるときは、HP管理のまもるより積極的に宿木を打っていきたい。
また、ザシアンと対面したときインファイトを誘うため、ホウオウ引き→上から聖炎(じしんでは落ちない)で倒すこともできる。選出率4位。
霊獣ランドロス
<調整>
- ASぶっぱ
- A…ダイアースでH199ザシアン確定1発
- S…最速カイオーガ抜き
地面・電気の一貫切りとホウオウ・日食ネクロズマ対策として採用。相手のホウオウの聖炎に受け出したり、あくびの一貫を切ったりするためにラムのみを持たせた。このおかげでランドホウオウ対面で合法的に剣舞を押すこともできる(ダイジェットを打たれてもホウオウやミミッキュで切り返せることが多い)。
珠ではないせいで相手の日食ネクロズマやテッカグヤ、ポリゴン2などに対し火力不足を感じることもあった。また、いわなだれではHBホウオウを1発で倒せないのでストーンエッジにしてもいいかもしれない。選出率5位。
悪ウーラオス
<調整>
- ASぶっぱ
日食ネクロズマがきついのと、ラッキールギアのような受け構築への解答として採用した。悪ウーラオスはS30(最終748位)でも使っていたが、竜舞を積んだ日食ネクロズマをカウンターで返す動きが当時は強いと感じていた。しかし、自分の順位が上がっていき相手も強くなっていくにつれて、ウーラオス日食ネクロズマ対面でダイロックを押されたりするようになり、ネクロズマを倒し切ることが難しくなった(が、ダイロックのカウンターでもダイマ日ネクを半分ぐらいは削ることができる)。また、受け構築にいがちなムゲンダイナを倒せない(ダイナックル連打しても上からダイマ砲2発で倒される)のも弱かったので諸説枠。選出率6位。
選出
- 基本選出…初手ゼルネアス+ホウオウ&ミミッキュ
- 対バドザシ…有利。基本選出でOK。
- 対イベザシ…超有利。基本選出でOK。HBゼルネアスは物理イベルの珠ダイスチルを余裕で耐える。
- 対ザシオーガ…微有利。初手ナットレイ+ホウオウ&ミミッキュ(orランドロス)。
- 対メタモン入りザシアン軸…微不利。初手ゼルネアス+ホウオウ&ナットレイ。初手でザシアンと対面したらナットレイ引きで鉄棘入れる→ホウオウ引き→上から聖炎だが倒せないこともある。初手ザシアンであればメタモンがいても問題ないのでメタモン出てこない願望込みの基本選出で臨むことも多かった。
- 対ホウオウ…普通。ホウオウ&ミミッキュ&ランドロスが多い。
- 対日ネク…微不利。ホウオウ&ランドロス&ミミッキュorウーラオス。これだけ対策しても勝てない日ネクが強すぎる。
- 対ムゲンダイナ…微不利。初手ミミッキュ@2。
きついポケモン
- ムゲンダイナ…メガネヘドロウェーブでゼルネアスが確定一発なので安易にジオコンが打てない。かといってホウオウから入るとメテビ型だった場合誰も止められなくなる。このように、型がわからないのでかなり苦戦を強いられた。特に一番きつかったのがダイマ砲持ちの耐久型で、ランドロスやウーラオスで積もうとすると上から2発で倒されてしまう。実際はメガネではない願望で初手ゼルネアスでジオコンを積むことも多かった。
- ルギア…そこまで当たらなかったが、S30で上位をとったノーウエポンルギアを倒すのが厳しかった。ミミッキュのダイホロウを無効にできるラッキーとよく組まれていたのもきつかった。
- 水ウーラオス…ゼルネアス以外に受けられるポケモンがいなかった。襷でなければホウオウで上からブレイブバードで倒すことはできる。水ラオス+ナットレイみたいな構築だとかなりきつい。
- テッカグヤ…メテビ型だった場合迂闊にホウオウで見ることができずきつかった。宿木無効のナットレイでは相手がかえんほうしゃやみがわりを持っていることが多く倒せなかった。ちなみにゼルネアスは相手の型次第ではテッカグヤに対面から勝つこともできる。
結果
シーズン29 シングル
TN :える 最終89位 最高最終レート1974
感想
まず最初に、構築を許可も取らず勝手に真似させていただいたヨゾラ様、本当にありがとうございました。これを読んでくださった方も是非ヨゾラ様の構築記事を見ていただければと思います。また、もしご迷惑をおかけしていたら当記事は削除いたします。
次に、これで脱初心者だと勝手に自負している者として、ランクマッチで上位を取りたい初心者・中級者の方に簡単にアドバイスしたいと思います(僕より強い多くの方は、雑魚が何か言ってる程度に読み飛ばしてください)。とりあえず大事なのは上位の構築記事を片っ端から読んで環境のさまざまなポケモンの型を知るとともに、自分でも使えそうな構築を探すことだと思います。このときに、必ずしもテンプレというような構築が使いやすいとは限らないことに注意してください。自分はS32の1日目に序盤元気しようと思いバドザシで潜ったのですが、スーパーボール級ですら全然勝てませんでした(一切ヌオーバンギが崩せない)。このように、強い構築は逆にメタられやすいので、ゼルネホウオウのように対策されにくいポケモンを使ってみるのもいいかもしれません。また、当然ですが対戦数を重ねて構築の練度を上げることも大切です。僕はS31はこの構築をずっと使っていましたが、瞬間5桁になることもあるぐらい前半は負けていました。良い構築であれば練度を上げることで結果はついてくると思います。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!
質問等あればTwitter@ellery_73までお願いします。(鍵垢ですが大体通すと思います)